結論:AHEADARC Hostingの少数・招待制MVPでは、KAGOYA CLOUD VPS 2GBを外部本番の第一候補にします。2GB帯でストレージが200GBあり、月額上限が比較的低く、公式FAQで再販可能と明記されているためです。ここでいう第一候補は速度順位や稼働実績の主張ではなく、契約明確性、固定費、容量を基準にした提供方針です。
初期提供は1 VM=1顧客=1 WordPressとし、同じVMへ複数の本番顧客を収容しません。公開経路はoutbound-only Cloudflare Tunnelを採用し、WAFを迂回できるorigin public 80/443は開放しません。
以下は2026年8月29日に各社の公式ページで確認した税込価格です。キャンペーン、契約期間、在庫、仕様、規約は変わります。申込画面の最終金額と最新規約を必ず再確認してください。このページにアフィリエイトURLはなく、すべて通常の公式リンクです。
2GB帯の公式条件を並べる
| 候補 | CPU / メモリ | ストレージ | 基準料金 |
|---|---|---|---|
| KAGOYA CLOUD VPS | 2 vCPU / 2GB | NVMe SSD 200GB | 28円/日、月額上限770円 |
| WebARENA Indigo | 2 vCPU / 2GB | SSD 40GB | 1.27円/時、月額上限814円。回線速度上限100Mbps |
| ConoHa VPS | 3 vCPU / 2GB | SSD 100GB | 時間課金3.7円/時、月額上限2,033円。1か月の「まとめトク」は月額1,259円 |
vCPU数、メモリ、ディスク容量は仕様であり、WordPressの応答速度を示す実測値ではありません。CPU世代、共有率、I/O、リージョン、キャッシュ、同居負荷によって結果は変わります。
停止しても、課金は止まらない
KAGOYA、WebARENA Indigo、ConoHa VPSはいずれも、インスタンスを停止しただけでは基本料金の課金が続きます。基本料金を止めるには、必要なデータを退避したうえでインスタンスを削除する必要があります。電源OFFを解約代わりにしない運用手順が必要です。
各社の「月額上限」は対象インスタンスの基本料金に対する上限です。スナップショット、バックアップ、追加ストレージ、追加インスタンスなどは別料金になり得ます。確認した公開資料には、アカウント全体の請求を一定額で強制停止するhard capは見当たりませんでした。したがって「最大770円だから、それ以上は絶対に請求されない」とは表現しません。
バックアップ費用と復元条件
| KAGOYA | スナップショット/定期スナップショットは10GBあたり4.4円/日。定期スナップショットは最大7世代です。 |
|---|---|
| WebARENA Indigo | スナップショットは1GBあたり0.0088円/時、月額上限5.5円/GB、最大5個です。 |
| ConoHa VPS | 自動バックアップは100GBで月額363円。イメージ保存容量は50GBまで無料、500GB追加は月額1,650円です。通常のスナップショットは24時間後に自動削除されるため、長期保管とは分けて考えます。 |
いずれを選んでも、同じ事業者・同じアカウントのスナップショットだけに依存しません。WordPressファイルとDBを一組で暗号化し、別の故障単位へ保管し、空の分離環境へ復元してHTTP、fixture、ファイルhash、DB hashを確認します。
第三者へ提供できるか
| KAGOYA | 公式FAQは再販可能と明記しています。個別のマネージドWordPress契約、個人情報、障害責任まで自動的に承認される意味ではないため、注文条件と利用規約を保存します。 |
|---|---|
| ConoHa VPS | 公式FAQは再販可能と明記しています。実際の提供形態に適用される規約は申込前に再確認します。 |
| WebARENA Indigo | Indigo利用規約第1条はWebARENA共通利用規約も適用すると定め、共通利用規約第48条は本サービスを使った第三者へのサービス提供を明示的に想定しています。第三者提供は可能ですが、契約者は自己責任で第三者に第4章の義務を守らせ、NTTPCの免責、苦情防止、損害賠償責任を負います。 |
なぜKAGOYAを第一候補にするのか
- 再販可能という公式回答があり、契約確認の出発点が明確
- 2GB帯で200GBのNVMe SSDがあり、WordPress本体、uploads、DB、作業領域の初期設計に余裕を取りやすい
- インスタンス基本料金の月額上限が770円で、招待制の一顧客MVPを小さく始めやすい
一方、公開SLAやCPU数だけから速度を断言しません。スナップショットは別料金であり、停止中も課金され、アカウント全体のhard capも確認できません。本番第一候補は「最速」という意味ではなく、現時点の契約明確性、固定費、容量を合わせた事業判断です。
クラウド無料枠は検証専用
Oracle Cloud
Always Free対象にはhome region、対象shape、容量、回収条件、在庫制約があります。当社の検証設計は公表枠より保守的に、A1合計2 OCPU/12GB以下、E2.1.Micro、boot/block合計200GB以下へ制限します。2023年版Oracle Cloud Services Agreement(日英併記)の3.4(c)には第三者提供・service bureau制限があるため、想定する提供形態の書面確認が完了するまでOracleを顧客環境へ採用しません。OCI予算は通知でありhard capではありません。
Google Cloud
Free Tierは指定された米国リージョンのe2-micro 1台、標準永続ディスク30GBなど条件付きです。課金アカウントが必要で、対象外・超過分は通常課金されます。Cloud Billing予算は支出を自動的に止めるhard capではありません。再販・データ所在・遅延を確認できるまで検証専用です。
AWS
2025年7月15日以降の新規アカウント向けAWS Free planは、クレジットと最長6か月の期限がある試用枠です。Free plan中は課金されない設計でも、恒久的な無料サーバーではなく、期限後のPaid planは通常課金です。本番の継続基盤としては扱わず、検証が終われば資源を削除します。
速度比較は同じ条件で、raw dataから
まだKAGOYA、WebARENA、ConoHa上の同条件ベンチマークを実施していないため、このページに速度順位や「高速」という実績は掲載しません。今後は同じWordPress、テーマ、fixture、PHP/DB設定、キャッシュ状態、計測元、時刻帯、試行回数を固定します。cold/warmを分け、全HTTP status、各試行の所要時間、median、p95、失敗数をJSONで保存し、都合のよい一回だけを採用しません。
最終判断は、料金表の数字ではなく、契約上提供できること、復元できること、解約時に標準的なWordPressファイルとSQLを渡せること、そして同条件の実測が揃ってから行います。