CleanMyMac Xは危ないマルウェア?安全性・危険性まとめ

CleanMyMac Xは、MacOS用のメンテナンスツールで、Macを長く使っている人ならきっと聞いたことがあるはずです。

このアプリケーションは、ジャンクファイルを検出して削除するだけでなく、ウイルスやマルウェアを検出して駆除する機能も持っています。

そんなCleanMyMac Xですが、あることが原因でマルウェア扱いされることがあります。

しかし、もちろんCleanMyMacは安全なソフトウェアです。この記事では、CleanMyMacがマルウェアと思われる原因と、その真実について解説します。

マルウェアとは？

CleanMyMacがマルウェアかどうかを説明する前に、まずマルウェアの意味とその使われ方を説明します。

大雑把に言うと、マルウェアはウイルスに似た悪意のあるプログラムに分類されます。攻撃者がインターネット経由やファイルを通じて感染させ、攻撃者の目的を達成するために機能させるプログラムのことであります。

代表的なものとして、キーロガー（パスワードなどを取得する）、バックドア（被害者に気づかれないように裏口を作り、データを盗み出す）、ランサムウェア（PCデータを保持し、身代金を要求してデータを解放させる）などがあります。

さらに極端な例では、ウイルスを配布する拠点として利用されたり、自分で書き込んだわけでもないのに犯罪に巻き込まれたりすることもあります。このようなことが起こりうるのです。

ウイルスの仕業かマルウェアの仕業かの判断は難しいかもしれませんが、マルウェアはソフトウェアに埋め込まれていることが多いのです。過去には、日本人が海外製のフリーソフトをインストールする際に英語が読めないことをいいことに、有料ソフトをインストールさせるという事例がありました。

CleanMyMac Xは実はマルウェア?

さて、マルウェアの意味が大体わかったところで、CleanMyMac Xはマルウェアなのか、そうでないのか？

結論から言うと、CleanMyMac Xはマルウェアではありません。

かつて、ウイルス検出ソフトに似せたマルウェアが横行したことがありました。インストールして起動すると、一発でウィルスをスキャンしてしまうという手口でした。そして、ウイルスを駆除するために、ユーザーに有料版のソフトを購入するように促すというものでした。焦って有料版購入の手続きをした人もいたようです。

この手のソフトは過去にMacにも登場し、各所で猛威を振るったようです。そうした前例があるため、この種のソフトに対する警戒心が強くなり、結果的にCleanMyMacもマルウェアとして疑われるようになったようです。

しかし、CleanMyMac XはAppleに認定されるほどの優良ソフトウェアです。

Macクリーニングアプリとして、常に人気ランキング上位に入るほどのアプリがマルウェアであれば、とっくに昔に訴えられているでしょう。

CleanMyMac Xと似たソフトについて

CleanMyMac Xと類似のアプリケーションを調べると、たくさん出てきます。実際、CleanMyMac Xの公式サイトには、他のMacクリーナーとの比較も掲載されています。

Onyxについて

Onyxはもう一つの有名なMacクリーナーです。Onyxは基本的にCleanMyMac Xに似ていて、一度起動すると、Onyxはシステムジャンクなどを削除することができます。主な違いは、リアルタイム監視といくつかの他の機能です。

• CleanMyMac X：リアルタイム監視、アプリのアップデートチェック、アンチマルウェア
• Onyx：CleanMyMac Xではできない、隠れたシステム設定の操作

と言った感じでしょうか。Onyxはたまに起動して設定を変更して終了という使い方が多いですが、CleanMyMac Xは常時起動という使い方が多いです。

Onyxは設定にPCの知識がそれなりに必要ですが、CleanMyMacはボタンを押すだけで簡単にクリーニングできるので、PC初心者の方にはCleanMyMacの方がおすすめです。

まとめ

CleanMyMac Xは、はApple公認のツールであり、安心して使用することができます。マルウェアかどうか疑っていた方は、どうか安心して無料お試ししてみてください。